"鈴木エキ子さんのしめ飾り #21"ってこんなこと。
2020年 12月 09日
スリラバのしめ飾り。
今年も鈴木エキ子さんにお願いできる事となりました。
年神様を迎えるために飾る「しめ飾り」。
宮城県石巻市の鈴木エキ子さんは今もなお、
両手をこすり合わせ、わらを縒り合わせる昔ながらの方法で、
しめ飾り作りを続けています。
本日より、スリーラバーズ店頭にて予約受付開始となります。
数に限りがございますのでお早目にどうぞ。
THETHREEROBBERS 2020
つかもとたかし
TheThreeRobbers Select
鈴木エキ子さんのしめ飾り
しめ飾り(ごぼう締め+輪通し飾り):1,500円
スリラバではお馴染み、
料理家スズキエミさんが生まれたのは宮城県石巻。
実家がお米を作ってたことから、
実ったあとのわらにて新しい年の豊穣を願い、
正月用のしめ縄を綯っていたという環境で育ちました。
そのわらを綯っていたのが、
祖母にあたる鈴木エキ子さん。
昭和7年、岩手県平泉にて誕生し、
終戦間もない23年に宮城県石巻に嫁ぎ、
しめ縄作りは50年。
毎年、ひとつひとつ手作業でお正月飾りをつくっています。
しめ飾り
しめ飾りには米作りへの願いが込められています。
去年の実りに感謝をし、新しい年の豊穣を願い年神様をお迎えするもの。
古い年の悪や不浄を祓い清め、目指してこられる印、そして神聖なる場所を示すもの。
年神様
新しい年の穀物の実りをもたらし私たちに命を与えてくださる神様。
そして私たちを見守っているご祖先様のこと。
ごぼう締め
牛蒡のように細く長くその家が続いていくようにとの願いを込めて。
輪通し飾り
輪っかのように途切れることなく幸せが来ますようにと願いを込めて。
和紙でつくった紙垂(しで)、
不老長寿を意味する松の葉、五殻豊穣を願うお頭付きの田作り、
「よろこぶ」に通じる昆布が付いています。
もともとは、その家で取れた藁にて綯われていた正月飾り。
農家にとって、年神様をお迎えすることは一年の中でもとても重要な行事ごとでした。
わが家でも、お米を作っておりまして、実ったあとのわらで、
新しい年の豊穣を願い、正月用のしめ縄を綯っていたのです。
祖母がわらを綯い、祖父が飾りを用意し、曾ばあさまは柳飾りを作る。
そんな冬の家内制手工業の家で育ちました。
ひとつひとつ、丁寧に手で綯われたしめ飾りは、凛としていて清々しい出で立ち。
小さい頃から、とてもすてきだなと思っていました。
そしてわたしが食の仕事をするようになって、季節の行事食を新たな目でみたとき、
農業のことが切っても切り離せいことに気が付きました。
というか、しみ込んでいるのですね。
それが人間に取って、とても大事なことで、全ての芯なのかもなーと思いました。
行事ごとには、そんな人間臭くて、汗臭いことが集約されている気がします。
しめ縄の由来など聞く際に初めて聞いたことがありました。
藁や、松、昆布に煮干しに紙垂れは清められたものを使っているそうです。
もちろん、気持ちも穏やかにし清い気持ちを作ってから綯うようにしていると言うこと。
自分自身が想像していたよりも、もっとずっと神聖なのだなと思いました。
装飾など一切ないけど、しんと心掴むような、そんなしめ飾りです。
そんなお飾りをみなさんに知ってもらえたらうれしいです。
スズキエミ
suzukiemi.gohan on Instagram
https://www.instagram.com/suzukiemi.gohan/
今年も鈴木エキ子さんにお願いできる事となりました。
年神様を迎えるために飾る「しめ飾り」。
宮城県石巻市の鈴木エキ子さんは今もなお、
両手をこすり合わせ、わらを縒り合わせる昔ながらの方法で、
しめ飾り作りを続けています。
本日より、スリーラバーズ店頭にて予約受付開始となります。
数に限りがございますのでお早目にどうぞ。
THETHREEROBBERS 2020
つかもとたかし
TheThreeRobbers Select
鈴木エキ子さんのしめ飾り
しめ飾り(ごぼう締め+輪通し飾り):1,500円
スリラバではお馴染み、
料理家スズキエミさんが生まれたのは宮城県石巻。
実家がお米を作ってたことから、
実ったあとのわらにて新しい年の豊穣を願い、
正月用のしめ縄を綯っていたという環境で育ちました。
そのわらを綯っていたのが、
祖母にあたる鈴木エキ子さん。
昭和7年、岩手県平泉にて誕生し、
終戦間もない23年に宮城県石巻に嫁ぎ、
しめ縄作りは50年。
毎年、ひとつひとつ手作業でお正月飾りをつくっています。
しめ飾り
しめ飾りには米作りへの願いが込められています。
去年の実りに感謝をし、新しい年の豊穣を願い年神様をお迎えするもの。
古い年の悪や不浄を祓い清め、目指してこられる印、そして神聖なる場所を示すもの。
年神様
新しい年の穀物の実りをもたらし私たちに命を与えてくださる神様。
そして私たちを見守っているご祖先様のこと。
ごぼう締め
牛蒡のように細く長くその家が続いていくようにとの願いを込めて。
輪通し飾り
輪っかのように途切れることなく幸せが来ますようにと願いを込めて。
和紙でつくった紙垂(しで)、
不老長寿を意味する松の葉、五殻豊穣を願うお頭付きの田作り、
「よろこぶ」に通じる昆布が付いています。
もともとは、その家で取れた藁にて綯われていた正月飾り。
農家にとって、年神様をお迎えすることは一年の中でもとても重要な行事ごとでした。
わが家でも、お米を作っておりまして、実ったあとのわらで、
新しい年の豊穣を願い、正月用のしめ縄を綯っていたのです。
祖母がわらを綯い、祖父が飾りを用意し、曾ばあさまは柳飾りを作る。
そんな冬の家内制手工業の家で育ちました。
ひとつひとつ、丁寧に手で綯われたしめ飾りは、凛としていて清々しい出で立ち。
小さい頃から、とてもすてきだなと思っていました。
そしてわたしが食の仕事をするようになって、季節の行事食を新たな目でみたとき、
農業のことが切っても切り離せいことに気が付きました。
というか、しみ込んでいるのですね。
それが人間に取って、とても大事なことで、全ての芯なのかもなーと思いました。
行事ごとには、そんな人間臭くて、汗臭いことが集約されている気がします。
しめ縄の由来など聞く際に初めて聞いたことがありました。
藁や、松、昆布に煮干しに紙垂れは清められたものを使っているそうです。
もちろん、気持ちも穏やかにし清い気持ちを作ってから綯うようにしていると言うこと。
自分自身が想像していたよりも、もっとずっと神聖なのだなと思いました。
装飾など一切ないけど、しんと心掴むような、そんなしめ飾りです。
そんなお飾りをみなさんに知ってもらえたらうれしいです。
スズキエミ
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https://www.instagram.com/suzukiemi.gohan/
by 3robbers
| 2020-12-09 09:00
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