"Pierre Fournier 66 years old"ってこんなこと。
2010年 04月 18日
20100417 ピエール・フルニエ氏 雷店
木曜日の夜。
日本に到着したピエール氏。
同時に寺本さんから「土曜日に行きますから」との連絡を受け、
1年ぶりの再会に心を踊らすのは僕だった。
前回の雷店時とは明らかに違う事がある。
それはスリラバに、ANATOMICAやWAKOUWAといった、
ピエール氏の作品が並んでるということ。
これは僕の誇りでもあり、
是非ピエール氏に観てもらいたかった光景。
さらに伝えたかった事と言えば、
スリラバのお客達は皆、もはやピエール氏の虜だということ。
WAKOUWAの履き心地の良さに驚き、
足下に気を遣う事ってこんなことなんだと気付き始めたんだ。
伝説のバイヤーとも言われてるピエール氏が、
今回の雷店で興味を持ったのは、
DURALEXのお皿(1952年製)とフライパン(1952年製)。
何度も手にとり素晴らしいと絶賛。
ピエール本人が足を計測してくれるというので、
影山さんと僕は順番に足を見てもらう。
僕らにでも分かるようなゆっくりとした口調で、
サイズと特徴を伝えてくれるピエール氏は本当に紳士だった。
ピエール・フルニエ 66歳。
自分と洋服が、ちゃんと一緒に歳をとっていけてる人。
これは僕が理想とする姿であり、スリラバが目指すスタイル。
人は歳をとるのだから、
洋服(身につけるもの)も歳をとるのが、
あたりまえであり大人かな。
それが出来てる人が、おしゃれだと思う。
おしゃれって・・
流行の物を着てれば良いってもんでもなく、
高級ブランドを身にまとってれば良いってもんでもなく、
若い子と同じ格好をしてれば良いってもんでもなく、
まずは本物を知るということ。
その本物を知るキッカケを、
僕らが提供できれば良いと思うし、
それが洋服屋の在り方。
あとは自分で、
あってるかあってないか、
好きか嫌いかを判断してほしい。
「5万円のフランス料理の味を知らずに、100円のハンバーガーが美味しいと言ってる人」と、
「5万円のフランス料理の味を知って、100円のハンバーガーが美味しいと言ってる人」って、
質 が違うと思うんだ。
後者の人間なら僕は、もうなにも言わないし言えない。
ただ、カッコいいよね。
つかもとたかし
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ANATOMICA
http://www.anatomica.fr/
"Pierre Fournier+Kinji Teramoto"ってこんなこと。
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"WAKUWA+ANATOMICA"ってこんなこと。
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"WAKOUWA DECK SHOES"ってこんなこと。
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"WAKOUWA DOLL"ってこんなこと。
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by 3robbers
| 2010-04-18 12:47
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