"壁に絵がある生活"ってこんなこと。
2010年 01月 18日

TheThreeRobbers Spaceと称して、
初のギャラリー空間と顔を変えたスリラバ。
1回目として開催された、
藤野真由子 切り絵作品展
アリクイ・アブダクション 〜インプラント工場篇〜
も、昨日をもって無事終了。
ご雷店頂いた皆様、ありがとうございました。
そして藤野さん。
本当にありがとう。
この開催期間中で、
作者の思いや、絵の在り方など、
僕の中でも沢山の面白さを見付けました。
洋服と切り絵。
モノを作る立場は同じでも、
おいおい中身は全然違うぞという事も実感。
パターンや生地が揃えばコピーが可能な洋服に対して、
コピーが不可能なのが絵の世界。
まずその段階で、作品ひとつひとつに立派な価値が存在する。
しかしその価値があるから、
日常品ではなく贅沢品に変わってしまってるのも事実で、
絵を買うという行動は身近なものではなくなってる。
当然僕もそのひとりで、
精々、画集でニヤケテルのが上々な在り方だった。
しかしこの機会を利用し、
今回初のオリジナル購入を決意。
それが画像のUFOが描かれもので、
はじめて藤野さんの作品を拝見した時に襲撃を受けた1枚なのだ。
それは新しい服を着て気分が変わる感覚とは、また違う気分の良さ。
見事に新しい気分の変え方を知っちゃったのだ。
そして昨日の閉店後。
作品がはずされた本来のスリラバの壁は、
なんとも寂しくて切なくて泣きそうになった。
絵を飾ってある生活が、
どれほど空間を明るくし、
人を楽しませ、
気分を変えてくれるものなのか。
これって 立派な日常品じゃん と思った瞬間だった。
つかもとたかし
by 3robbers
| 2010-01-18 14:25
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