第3回「お見事な人」小松正宏 その2

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塚本「そしてメッセージの方が」

『早く一人立ちしてほしいですね。早くプロのドラマーになってほしいです』

小松「いやホントですよね(笑)ありますねそれ。
でもそうなったらなったで嫌なのはアイゴンなんんじゃないんですか(笑)
そんな事はないっすね!!(笑)」

塚本「(笑)」

塚本「今後、挑戦したい仕事とかってありますか?」

小松「音楽でってことですか?」

塚本「何でもいいですよ」

小松「バイクを新しくデカイの買ったんで、結局最終的には音楽に繋がれば『おもしろいなあ』とは思うんだけど。全然関係ない所で知り合ったり、関係したので『色々増やしていきたいな』という気はありますね。
僕がよくバイクを直しに出してるお店の人とかもそうなんだけど、たまたまその人もバンドやってたみたいで、たまにライブとかやってるみたいなんですよ。メインはバイク屋なんですけどね。
僕が最初それを知ったのは、今バイク屋とカフェを一緒にやってて、そのカフェを僕の嫁が『カフェでバイク扱ってるとこあるよ』みたいなので知ったから、きっかけも最初はカフェで知って調べたらバンドもやっててみたいな、そのルートでバイカーズの服を作ってる服屋とかも広めてたりとか、コラム書いてたりとか、ツーリングとかもちろんやってるから、その人も色んなとこで全然関係ない仲間も増えているんですね。
もともと僕出て歩くの好きなタイプだったんですけど、あんま出て歩かなくなるじゃないですか。歳とると(笑)
でもやっぱアイゴンとか見ててもそうなんですけど、アイゴンはやっぱ凄い色んなアーティストとの広がりが広いじゃないですか。
だからやっぱそれって『大事だな』と思って。それが自然にできれば一番理想なんですけどね。じゃあ『僕だったらなんだろう?』となった時にドラムだったり音楽もそうなんだけど、バイクやっぱ好きだから、『いじれるか』と言ったらそんな事は無いんだけど、まあ好きだから『広められたらいいな』というのはありますね」

塚本「今、小松さんに『新しいバンドを作ってください』という話しがきたら誰をピックしますか?誰でもいいんですけど」

小松「まじっすかー難しいなあ」

塚本「(笑)」

小松「・・・・あっ!コレは駄目だなあ・・・」

塚本「(笑)何ですか!!」

小松「これはやった事はイケナイんだけど、でも『こいつボーカルにしたら凄いな』と思うのは、どっか関西の方か何かで叫んでるおばちゃんいたじゃないですか!?布団叩きながら!!」

塚本「あー!!!近所迷惑かなんかの!!」

小松「そう!!捕まった人!!あの人の叫んでる表情とかやってる事って、おかしいじゃないですか。そこまでエネルギー使える奴って『すげえなあ』と思ったんですよ(笑)」」

塚本「(笑)あんなことに」

小松「ちょっと問題あるかもしれないけど(笑)『そういうとこにエネルギー使うなら違うとこに使ったらどうなんですか?』という意味でボーカルとかやったらもの凄いんじゃないかなと」

塚本「(笑)」

小松「(笑)『俺が一緒にやりたいか?』と言われたら、ちょっと難しいかもしれないけどおもしろいかなと(笑)はい」

塚本「(笑)じゃあベースは?」

小松「でもなあ、あのボーカルが来たらもの凄く難しくなりますね(笑)」

塚本「(笑)そうっすよね。じゃあソロということで」

小松「(笑)」

塚本「小松さんプロデュースで(笑)」

小松「(笑)でもまあ、『誰とやってみたい』というのとは、ちょっと違っちゃうけど僕ドラムでいいんですけど鍵盤とウッドベースみたいな、そういうメンツとかでやってみたいような気はしますけどね。
あんまりアップを使わないでやるバンドとか『ちょっとやってみたいな』というのはありますけどね。」

塚本「bloodthirsty butchersのメンバーの印象を一人ずつ聞きたいのですが」

小松「一番難しいですね~
吉村さんは、別に気を使って言ってる訳じゃないんですけども、結構パッと見たらジャイアンとか怖い人とか悪態ついてるようなイメージに見えるかも知れないけど、凄く『寂しがりや』だったり『繊細』だったり、まあ繊細じゃなかったらあんな歌詞書けないだろうし、曲も出ないだろうし。
めったやたらに口や表情や態度には出さないんだけど、もの凄く身内や家族を大事にする人ですよね。

射守矢さんは、あの人は自分の行動とか、自分がやってる事とかを凄くポリシーを持ってるというか、ちゃんと自分の責任においてやれる人っていう感じがしますね。
広く浅くみたいな事はあまり得意じゃなさそうな人なんだけど、グッと突き詰めたところでいくと、あの人はもの凄く自分のベースプレイとかに『そういうの』を持ってる人という感じがしますね。

チャコちゃん(田渕さん)は、あんまり女の子っぽいところは見せないけど、見せないようにしてるだけであって実はちゃんと女の子っぽいところがあって。あるのは当たり前で。でも男のことも分かってる。
年下で一番最後に入ってきたメンバーだけど、『男よりちょっと上にいるかな』という感じはしますね。
勘違いかもしれないけど、僕と物の考え方とか似てるところがあるとは思うんですけどね。まあ全然違うとこは違うと思いますが」

塚本「今後のbloodthirsty butchersはどうなるのでしょうか?」

小松「どうなんでしょうね」

塚本「20年選手も目の前ですし」

小松「それはそうですね。せっかくココまで来たんで。まわりに解散するバンドとかが結構いたり、活動休止になっちゃったりするバンドがあるんだけど、どういう形になるにしろ、『ずっとやっててる』というのは『いいかな』とは思うんですけど」

塚本「そして小松さんの次の『お見事な人』がMO'SOME TONEBENDERの百々さんなのですが、ご質問&メッセージを戴きたいのですが」

小松「はい。質問はですね
『今でもメタル、ハードロックは好きですか?ちなみに44マグナムのドラムはジョエではなくジョーですよ!』ということを聞きたくて、
メッセージは
『ビックになっても俺の事忘れないでね!昔は一緒にツアーやった仲ですから!なんちて!百々君もまたバイク買って一緒にツーリング行きましょう。そうだ!バイカーバンドやろうぜ!』ですね。
百々君も昔ハーレーとか確か乗ってたはずなんですけどね」

塚本「それでこのメッセージを?」

小松「そうです」

塚本「百々さんは今でもバイク乗ってるんですかね?」

小松「いや。九州にいた時に乗ってたみたいで、今はもう全然乗ってないみたいなんでまた。僕は乗ってる姿とか見た事ないんですけど、前一緒にツアーやったりして打ち上げとかで喋ってた時に、百々君とベースの武井君は『ハーレーとかでかいバイクに乗ってた』っていう話しを聞いて」

塚本「似合いそうですね」

小松「確かにバッチリはまりそうですよね」

塚本「ではTheThreeRobbersに何か求める事とかありますか?」

小松「バイカーズのブランド作りましょうよ!!
あとは音楽レーベル立ち上げて、そこから何か出しましょうよ!!」

塚本「その時は宜しくお願い致します」

小松「いや是非」

塚本「最後にThe Three Robbers『見事な人と福と服』を見てる方々にお言葉を戴けますでしょうか?」

小松「スリーラバースさんはもちろん服屋さんだけど、CDとかも置いてくれてるじゃないですか。普通だったらどこかの服屋さんとか行くと、なんか普通に『なんとか番組』に出てるような音楽が普通に当たり前のように、かかってるじゃないですか。
まあそれはそれでいいとして、でもそれなら何処行っても聴けるんで、そうじゃない良い音楽をこうやってかけてくれて、CD置いてくれるお店なわけじゃないですか。
まあ服と同じ様にというか、食べるもんとか着るものとか住むところとか、もちろん人間大事なもんだけど、それと同じくらいやっぱり絵でもいいし音楽でもいいし何でもいいんですけど、そっちも高めていかないとつまらない世の中になってしまうんで。
芸術とは言わないけど絶対それが必要だとは思うので、
どっちも一緒に皆様がお金をかけてくれたらいいんじゃないですかね。」


塚本「ありがとうございます。
今日はお忙しい中本当にありがとうございました」

小松「とんでもないです。こちらこそありがとうございました」


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by 3robbers | 2001-05-01 00:05 | omigoto

僕達、服屋です。


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