第5回「お見事な人」YOSHIKA その1
2001年 05月 01日
塚本「スリーラバースに関わる『お見事な人』
そんな人達に対談形式で僕が質問しまっくて困らそうという企画。
第5回目『お見事な人』が、YOSHIKAちゃん!!
宜しくお願い致します」
YOSHIKA「宜しくお願いします」
塚本「『お見事な人』では女性は初登場です」
YOSHIKA「ほんとですか!!」
塚本「今まで男の方でしたね」
YOSHIKA「わ~い」
塚本「YOSHIKAちゃんとは1年弱くらいのお付き合いですよね?」
YOSHIKA「もうそんな経ちます?」
塚本「実は会う前に一度PVの靴を提供させて頂いたんですよ」
YOSHIKA「そうなんですか!?私、高倉さん(注:YOSHIKAのレコード会社のA&R)に最初お話を聞いていて『一緒に行こうか』と言っていたんですよ」
塚本 「それでHONESTYさんのライブで初対面でやっと会えたんですよね」
YOSHIKA「そうです!そうです!あそこで初めて会いましたね」
塚本「店に初めて来られた時はいかがでしたか?」
YOSHIKA「私、話しはずっと聞いてたんですよ。『普通の服がない!』って聞いてて(笑)」
塚本「(笑)」
YOSHIKA「良い意味でね!『普通のような感じがしても、でもちょっと工夫されてる』と聞いていたから、そういうイメージで来ちゃったんですよ」
塚本「来て大丈夫でしたか?」
YOSHIKA「全然大丈夫でした(笑)」
塚本「(笑)」
YOSHIKA「私はカジュアルな服が凄い好きなんですよ。シンプルなんだけどデザインが変わってるとか。だから『すごい良い!!』と思いましたね。
浅草もお店が色々あって楽しいです」
塚本「ありがとうございます。そんなYOSHIKAちゃんが洋服で気を遣う部分は?」
YOSHIKA「なんかスカートとか女の子っぽいのは好きなんだけど、女の子っぽいだけじゃ駄目なんですよ私。
どっかにボーイッシュなトコ入れないと落ち着かないんです。だから今日もスカートはいてるけど、なんかこういうパーカーの大きいの着たりとか、ちょっと男の子っぽくするところがある?」
塚本「なるほどね。浅草の街はどうでした?よく来てましたか?」
YOSHIKA「スリーラバースに来てから、よく来るようになりました。
来た時は必ず浅草寺でお参りして一周して来るんですけど、凄い良いですね。昔のお店とかそのまま残ってるし。
私はギラギラした街よりも、こういう街の方が凄く好きだから。
だからこのお店と凄い合ってる感じがする!!街も好きです!!」
塚本「ありがとうございます」
塚本「スリラバでもYOSHIKAちゃんの音はヘビロテで流れてて聴かさせて頂いてるのですが」
YOSHIKA「ありがとうございます」
塚本「YOSHIKAちゃんは海外在住経験ありという、僕が憧れる素敵なプロフィールがあるのですが(笑)」
YOSHIKA「(笑)」
塚本「一度は言ってみたいじゃないですか!!書いてみたいし(笑)」
YOSHIKA「そうですか!?(笑)」
塚本「はい。凄く(笑)
で、歌聴いてても英語で唄う曲もあり日本語で唄う曲もありと、かっこ良いのですが。『英語で唄う』というのは『そうしたかった』的なものは最初からあったのですか?」
YOSHIKA「そうですね。英語で唄っていきたいというのはありましたね。でもなんかメジャーでお仕事してると日本語の歌詞の方がやっぱり分かりやすいし印象も付きやすいから大事なのは分かってるんですよ。
だけど私は曲とか詩みたいなものを、わりとちゃんと書き出したのはアメリカにいた時なんですよ。
一人の時間が凄い多かったから、こう書いてみるじゃないですか。
でも凄い私負けず嫌いだから、むこうにいる時は日本語を一切使わなかったんですよ。
書くのもモヤモヤしながら英語で頑張ってやってたら、だんだん形になってきて。
一番最初に詩は英語で入ったイメージが大きいんですよ。だからこれからもそういう英語の曲もやっていきたいし、自分のやってるジャンルもやっっぱり英語で唄うと『かっこ良い』というのもあるんですよ。どっちもやりたいですね。」
塚本「YOSHIKAちゃん英語で話してるのかっこ良いっすよ」
YOSHIKA「うそっ!!(笑)」
塚本「僕も曲作って詩をはめる時に『英語ならなあ』なんて思う時あるんですよ」
YOSHIKA「あ~!そっかそっか。それはありますよね」
塚本「『かっこつかね~な~』みたいなね(笑)」
YOSHIKA「(笑)」
塚本「じゃあ英語で唄うのも日本語で唄うのも、どっちも好き?」
YOSHIKA「うん。どっちも好きですね。どっちもやりたい」
塚本「YOSHIKAちゃんの話をお客さんとしてたら、やっぱり『m-flo』という言葉は出てくるのですが、YOSHIKAちゃんの中で『m-flo』さんに抜擢され一緒にやった事は大きかったですか?」
YOSHIKA「大きかったですね~あのチャンスが無かったら、今こうしてソロでデビューできてたかも分からないし。インディーズの頃の私と今の私を凄くグッと繋いでるという部分では、凄い大きいですね」
塚本「どういう方達ですか?」
YOSHIKA「もうね~なんだろうなあ~」
塚本「僕はテレビのイメージでブッ飛んでるイメージが」
YOSHIKA「あっブッ飛んでます!!(笑)」
塚本「(笑)でもやっぱ『頭の良い人が作る音楽だなあ』と思いますけど」
YOSHIKA「そうそうそう。2人共めちゃめちゃインテリじゃないですけども、学校も大学とか行ってるような人達だし、頭はもちろん良いし、2人共 もの凄い物知りだし。
だから『バランスが凄いなあ』と思いますね。
でも普段はいい意味で馬鹿な事もやってる人達なのに、本当は凄い知識があるから、一緒にいて飽きないですよね。凄いおもしろいです」
塚本「そんな感じしますよね」
YOSHIKA「でもね凄いフレンドリーでカザらないし、ファンの人達に対しても、いっつもちゃんとやさしく接するし。売れてるとか大活躍してるアーティストっていうイメージよりかは、なんかもっと見近な感じがしますね」
塚本「その『m-flo』さんの日本武道館ライブDVDが2月に発売され、YOSHIKAちゃんを含め、様々な超豪華アーティストがゲスト参加してますが、日本武道館で唄うのはどうなんですか?」
YOSHIKA「なんかね~もう分かんなくなっちゃいますね。『わ~!!』って(笑)」
塚本「(笑)」
YOSHIKA「ホントに人が敷き詰められてる感じなんですよ。ステージから見ると。もちろん唄うのも初めてだったし。私、武道館も初めて行ったのかな」
塚本「えっ!?誰かのライブを観に行った事もなく?」
YOSHIKA「なかったんですよ!」
塚本「えっ!?」
YOSHIKA「武道館に入った事すら初めてで!」
塚本「(笑)最初が『唄う事』って凄いですね!!」
YOSHIKA「一番最初に来て唄ってるみたいな!!(笑)」
塚本「それ凄いなあ」
YOSHIKA「とにかく凄い圧倒されましたね。『お客さんに負けないように!』と思ったもん」
塚本「凄いなあ。俺できないなあ(笑)逃げるな」
YOSHIKA「(笑)」
塚本「良い意味で肝っ玉座ってそうですよね」
YOSHIKA「私、よくそう言われるんですけど本当は緊張してるんですよ。だけど『堂々としてる』って言われるんですよ」
塚本「緊張を良い方向に持っていってるんですね」
YOSHIKA「(笑)ねっ。それは良かった」
塚本「そして今月(取材時3月)はですね、北海道でYOSHIKAちゃんのラジオにも出させて頂きまして」
YOSHIKA「つかっちゃ~ん!!(笑)」(ラジオでYOSHIKAちゃん&高倉さんに名前呼ばれまくりだった為)
塚本「(笑)参っちゃたんですが・・・北海道は何か思い入れとかあるのですか?」
YOSHIKA「北海道はね~」
塚本「雪まつりでも唄ってましたよね」
YOSHIKA「そうそう。雪まつりもありますね。デビューしてソロになってから北海道いっぱい行きましたね。それ以前は行った事もなかったけど、
何か凄い私にとっては音楽での繋がりが大きいというか、今の仕事で繋がった人が多いし。北海道は場所が好きですね!!」
塚本「でもYOSHIKAちゃんが『北海道出身です』なんて言われても、肌白いし『そうなんだ』と思えますよね」
YOSHIKA「(笑)だって普通に空気とかもおいしいし、ご飯もおいしいし。ひらけてる感じが凄いストレスがなくて良いですよね」
塚本「凄い似合ってますよ。北海道が」
YOSHIKA「似合ってますか!?ジャガイモっぽいでしょ?私。(笑)」
塚本「(笑)『ハイ』とは言えないですね」
YOSHIKA「(笑)」
塚本「そして前回の『お見事』のゲストがMO'SOME TONEBENDERの百々さんだったのですが、お会いした事ないんですよね?」
YOSHIKA「お会いした事ないですね」
塚本「YOSHIKAちゃんに質問を戴いております」
YOSHIKA「お~」
塚本「『恐縮なんですけど、どういうシュチュエーションで歌詞を書くのか』というご質問でして」
YOSHIKA「はい」
塚本「『歌詞ってまず白紙の状態から取っ掛かり見つけるのに、【どういったモノからインスパイアされてるのかな】というのを聞いてみたいですね』とのことです」
YOSHIKA「そうですか。私は寝る前とか眠い時に、そういうの書くんですよ」
塚本「なんか危険ですね。危険な香りがするんですが(笑)」
YOSHIKA「(笑)だからある意味、頭がホントにボア~としてる時。
色んな事考えてる時はあんまりパッと浮かぶ事ないんですけど。夜中とかに一人でボ~としてる時に『あっ!』みたいな。
ホントに、寝ようとしててベットにも入ってて、ちょっとしたフレーズが浮かんできたらババッと起きて書いちゃう感じ」
塚本「へえ。書く気はなくて思い浮かんだらペンをとるみたいな」
YOSHIKA「うん。もともとはそういうのが多かったんですよ。でもアルバムとか作るとなると曲がいっぱいあるじゃないですか。
だから『書こうと思って書いたらどうなるか』と思ってやりだしたんですけど、『書こうと思って書く』のも、結構おもしろいですよ」
塚本「前回、百々さんと話してたのは『曲を作るぞ』と部屋にこもって状態を作らないと作れないと。ドライブ中にとかは、ありえないと話してたんですよ。逆にそういう人は羨ましいと」
YOSHIKA「あっそうなんだ。でも私は両方なんですよ。全部仕上げたいという時は『書く気』に自分でして私も環境作ってやったりしますよ。あんまり決まってないんですけどね」
塚本「じゃあ寝る前に一番発揮される感じ?」
YOSHIKA「うん。寝る前に1フレーズ思い浮かんだりする事が多いんですよ。でもそれは全部出てくるわけじゃないから広がらなくて、眠いから一行書いて寝るんですよ。それで次の朝起きて『なんだこれ!!全然よくねえじゃねえか!!』という時もいっぱいあるんですよ(笑)」
塚本「(笑)そういう事もある!?」
YOSHIKA「そういう事もある」
塚本「百々さんからメッセージも戴いております」
YOSHIKA「はい」
塚本「『よかったらライブを』ということです」
YOSHIKA「あっ!!ホントですか!!是非是非!!」
塚本「じゃあYOSHIKAちゃん一緒に行きましょう」
YOSHIKA「是非是非!!誘ってください!!一緒に行きたい!!」
塚本「そして今年頭にリリースした1st full ALBUM 『timeless』をひっさげての初のワンマンライブが先日、大阪と東京で行われたんですよね?」
YOSHIKA「はい。大阪、東京」
塚本「YOSHIKA ちゃんのHPの日記で、その模様を見させて頂いたのですが、かなり大盛況だったみたいですが」
YOSHIKA「ありがとうございます」
塚本「僕、店が忙しくて行けなかったのですが、どうでしたか?」
YOSHIKA「ワンマンはね、私は『大成功だった』と言いたいですけどね。
とりあえず初めてだったから『お金を出して自分を観に来てくれてる』という感覚が分からなかったんですよ。
今まで『m-flo』のゲストで出てたりしたんで、ステージに出た経験はあってもそれが分からなくて」
塚本「ストレートな自分の評価だね」
YOSHIKA「そうそうそう。だからそれで不安なのもあったんですけども、なんか始まったら『どうでもいい』みたいな。
今まで考えていた事が『全部意味ない』みたいな。『喋る事どうしよう』とか『バランス』とか色々考えていたんですけど、始まったらホント意味なくなっちゃって、全部忘れちゃって(笑)」
塚本「(笑)」
YOSHIKA「ある意味、自分自身も凄いライブな感じだったから凄い楽しかったですね」
塚本「大阪と東京ってやっぱ違います?」
YOSHIKA「全然違いますね。やっぱ大阪はホントに突っ込みが多い。話しかけてくるの」
塚本「喋ってる時?」
YOSHIKA「そうそう。『ヨシカ~ヨシカ~』プラス色々喋りかけてくるの」
塚本「へえ~」
YOSHIKA「『そうな~ん』みたいな(笑)」
塚本「(笑)東京の人は?」
YOSHIKA「東京の人はね、事前に『東京でも話しかけてね』と言ってあったから。
私そっちの方が好きなんですよ。自分が一人喋りするよりも『やりとり』の方が凄い楽しいというか良いから『言ってね』とか言ってたので東京の人も結構話しかけてきたりしてましたね」
塚本「僕、YOSHIKAちゃんに会う前に歌を聴かせて頂いたんですけど『この歳でこんな歌、唄っちゃうんだあ』なんて思ってたの!」
YOSHIKA「(笑)」
塚本「で、会ったりとかHPとか『よしか会』とか。あっ!僕『よしか会』(携帯専用サイト)入ったんですよ!!」
YOSHIKA「マジですか!!凄い!!うれしい~!」
塚本「それで、その『よしか会』とかで動画も見れるじゃないですか」
YOSHIKA「うんうんうん」
塚本「その動画でカメラ向けられてピースしてるYOSHIKAちゃんとか見てかなり安心した(笑)『ああ普通のかわいい女の子だあ』って(笑)」
YOSHIKA「(笑)そうですよね。やっぱこういう音楽だからイメージとか凄い強く付いちゃうの分かるんですけど、ホント私こんなんだから。つかっちゃんも全然分かってると思うんですけど(笑)」
塚本「(笑)」
YOSHIKA「でもファンの人達はそれを逆に『良い』と言ってくれてるし」
塚本「僕ね、YOSHIKAちゃんは絶対人を集める人柄だと思う!!」
YOSHIKA「ホントにっ!!」
塚本「歌も当然あるんですけど、『この子のまわりには人が絶対集まる!!』というイメージがある」
YOSHIKA「うれし~!!凄いうれし~!!」
塚本「あるある」
YOSHIKA「なんか私もキドッテル感じみたいなのは『できない。できない』と思って」
塚本「僕、『それだったらどうしよう』と思ってて」
YOSHIKA「『どうも』みたいなね(笑)」
塚本「(笑)そうそう。『どうしようかなあ~会った時に怖いお姉様だったら~』なんて思ってて(笑)でも実際会ったら安心して『この子が唄ってるから聴ける』みたいなね。一発でファンになりました」
YOSHIKA「うれしい!!」
塚本「すみません」
YOSHIKA「いやいや。ありがとうございます」
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by 3robbers
| 2001-05-01 00:08
| omigoto